KATSUJI SHIBAHARA



木 工 柴 原 勝 治


木は反るものである。木が反るから板なのだ。
板が持つ反りの美しさが最も出るカタチとはどんなものだろう。いつもそれを心に留めて創っている。木に触れて自分を知る手がかりを得る。仕上がったカタチからより自分を高めるための、手がかりをつかむ。そしてますます深い世界に引き込まれていく。それぞれの時を内にかかえた限りなく愛おしい木霊たちとの一期一会をくり返しながら・・・・・。

  • プロフィール

    1960 神奈川県川崎市生まれ
    1985 岐阜県中津川市付知 杣工房 早川謙之輔氏に師事
    1988 川崎市にて独立
        FOREST GALLERY-木工柴原勝治主宰 常設展示
    2013 川崎市美術展 最優秀賞受賞

    現在 注文家具、創作家具、 その他、建築収納建具(扉,キャビネット,キッチンなど)を制作


    制 作 へ の 思 い

  • 例えば、北海道北見の風雪の中で育ったクルミ材、この木は広い空を見て素直に成長した木です。 そしてそこには深い森での年月が刻まれています。 この木は一年一年高く大きく育ちました。 あなたの触れる木目は、少し見る方向を変えると別の表情を見せてくれます。 人生の時間にも重なるものを感じます。 柾目は「時間」を表し、板目には「それがどういう時間(環境や状況)だったのか」が刻まれています。 そして複雑に入り組んだ木目は、その木の個性を形成していきます。 私達が生きてきた何十年の時も、この木のほんの一部と重なっています。 この木たちが過ごした年月を感じていただければ幸いです。